インターネットが当たり前になった現代では、多くの情報を手にすることができるが、その中には間違っている情報も大量にある。その中でも今回は、世間ではびこっている間違っている健康常識をランキング形式で一部紹介してみようと思う。
第3位 ゼロカロリーの飲料は太らないので健康には影響がない
まず紹介したいのは、「ゼロカロリーの飲料は健康に影響がない」というものだ。ゼロカロリー飲料とは、100ミリリットル当たりのエネルギーが0~5キロカロリー未満の飲料のことだ。甘さの正体は人工甘味料であるスクラロースで、砂糖の600倍の甘さがある。この物自体には健康に問題ないのだが、強い甘みの成分を取り続けていると、脳が刺激され、習慣的に甘いものが欲しくなってしまう。さらに、毎日ゼロカロリー飲料を飲んだ人は、飲んでいない人に比べてメタボリックシンドロームになる危険度が3割以上、糖尿病になるリスクが6割以上高くなるということも分かっている。このようなことから、ゼロカロリーだからと油断して、習慣的に摂取してしまうと、砂糖よりも健康に影響を及ぼしてしまう。
第2位 笑うとシワが増える
次に紹介するのは、「笑うとシワが増える」というものだ。笑うとほうれい線などのシワが目立ちやすくなり、顔のシワが増えると思いがちだが、実は、笑うことで大頬筋が鍛えられることによりほうれい線などのシワは逆に浅くなるのだ。さらに、笑うことにはほかのメリットもあり、笑うことにより表情筋が鍛えられ、それにより、皮膚の血行が良くなり、くすみやクマの予防になるだけでなく、肌の通夜も良くなるのだ。芸能人のシワが少ないのは、仕事の関係上笑っている時間が多いことも大きな要因だ。
第1位 牛乳は健康に悪い
最後に紹介するのは、「牛乳は健康に悪い」というものだ。確かに、牛乳には乳糖という成分が含まれており、人によってはおなかを壊してしまう乳糖不耐症という症状を持つ人もいる。だからと言ってすべての人に対して悪というわけではないのだ。
まず、よく聞くのは、牛乳を飲みすぎると逆に骨粗鬆症になる。というものだが、これには全く科学的根拠もなければ、論文もない。完全なフェイク情報なのだ。さらに、牛乳はそもそも子牛にあげるものなので、人の体には合っていないという意見もある。だが、これも明らかなフェイクだ。これがまかり通ってしまうと、自然から生まれた食品は、そもそも人間用に作られていないので、体には合わないということになる。
ただ摂取しすぎは注意してほしい。健康にいいからと極端に摂取しすぎると悪影響になることもあるのでほどほどにしてもらいたい。
まとめ
今回は、間違った健康常識をランキング形式で簡潔に述べてきたが、世の中にはまだまだ間違った情報であふれている。すべての情報を鵜吞みにせず、しっかり広い視野お持ちながら、正しい情報か見極めてほしい。